アルゼンチン共和国

●アルゼンチンの結婚式事情

アルゼンチンの概要

アルゼンチンの正式名称は、アルゼンチン共和国で、南アメリカ南部にある、連邦共和制国家です。
アルゼンチンの国民は、ヨーロッパ系が85%、メスティーンとインディヘナが15%います。
宗教は、国民の93%がカトリック教徒だと言われていますが、教会では70%程度だと把握しているようです。
アルゼンチンの国教がカトリックであると言う訳ではなく、カトリックの信者数が多いために優先されていると言われています。
カトリック教徒でなくても公務員になることは可能ですが、カトリック教徒でなければ大統領になることは出来ません。
1980年代からは、国民の10%がプロテスタントの信者となっています。
330300人がモルモン教徒で、世界で7番目に多い地域となっています。
人口の1.5%がイスラム教徒です。


長期間の「恋人・同棲時代」

アルゼンチンでは15歳の誕生日を迎えると、親戚や友人を呼んで成人パーティーを行います。
このパーティーを行なうことで、男の子も女の子も、大人として扱われるようになります。
しかし、選挙権を持つのは18歳で、飲酒や喫煙、運転免許が取得出来るようになるのは21歳からとなっています。

アルゼンチンでは、正式な結婚をする前に、恋人と長い間交際したり、同棲する期間があります。
そして、就職や出産をきっかけに、正式に入籍するので、その時には既にカップルが子供を授かっていることも珍しくありません。


独身最後のパーティー

結婚が決まると、女性は「Despedida de la soltera」と言う独身さよならパーティーを開きます。
パーティーの内容は、一概には言えませんが、派手な服装とメイクで人目を引くような格好をして、
食事に行ったり、ダンスをしに行く場合もあるようです。


結婚式は厳かに

新郎・新婦の宗教にもよりますが、カトリックの人の場合、21時以降に教会で行なわれます。
新郎・新婦、双方の両親と結婚の証人が神父の前に立ち、神父による聖書の言葉を聞き、新郎・新婦が誓いの言葉を述べます。
その後、指輪の交換をして、台帳に自分のサインを書き込めば、結婚式は終了です。

結婚式の直後、教会を出た新郎・新婦は招待客からライスシャワーで迎えられます。
しばらく招待客たちと言葉を交わしたあと、飾りの付いた車で披露宴の会場へと向かいます。


晴れの門出はハンドメイドで

アルゼンチンの結婚式や披露宴は、晴れて夫婦になる新郎・新婦にとって大切なものではありますが、決して閉鎖的ではありません。
そして、決して必要以上にお金を使う場でもないようです。
披露宴には2次会が無いことも多く、ただ、この日を迎えた喜びを一人でも多くの人と分かち合いたいと言う気持ちが強いようです。

ですから、部屋の片付けや料理なども、出来る限りプロの手を借りずに親しい友人たちの手によって賄われるのが殆どのようです。
花嫁もドレスを新調したり、ブライダルショップからレンタルするのではなく、友人から借りたものを着込みます。
花婿も、特別に衣装を用意すると言うよりは、大切な日のために着る服を身に付けます。

披露宴は深夜0時頃から始まります。
披露宴の会場に選ばれる場所は様々で、レストランやイベントスペース、牧場の宴会場などがあります。
会場に入り、食事が終わると新郎・新婦がワルツを踊ります。
その後は、新郎と実母、新婦と実父、新郎と新婦の母親、新婦と新郎の父親がペアになって踊り、
更に両家の兄弟や親族、友人と次々にペアになる相手を変えて行き、会場にいる全員とワルツを踊ります。

ダンスの後は、新郎が新婦の着けているガーターベルトを外したり、新婦は同性で独身の女性招待客を集めてブーケトスを行います。
花嫁が投げたブーケを受け止めた人が、次に結婚すると言う言い伝えがあり、和気藹々と盛り上がります。

ケーキカットも行なわれますが、これもどこかのお店に特別に注文した品物ではなく、友人による手作りであることが殆どです。
ケーキの中には、紐の先に小さな飾りが付いた「「ソルプレッサ」と言うものが埋め込まれています。
ブーケトスと同じように、独身女性の招待客が一斉にその紐を引っ張ります。
紐の先に指輪が付いているものを引いた女性が、恋人と近々結婚すると言われていて、
カップルで披露宴に出席した人は、冷やかされますが、会場は一層盛り上がります。


新郎・新婦へのプレゼントはカタログから選ぶ

アルゼンチンには贈答品の専門店が沢山あります。
そのお店には結婚式用の贈答品がリストになったカタログがあり、
その中から新郎・新婦が希望しているものを選んで贈るのが通常となっています。

アルゼンチンでは、日本とは違い、お祝いにお金を包むというのは一般的ではありません。
新郎・新婦の両親が二人の門出を祝って、家をプレゼントするのは良くあることのようです。


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