日本

●日本の結婚式事情

日本の宗教と結婚式

ご存知のように、日本は多文化国家となります。
宗教だけを見ても、神道、仏教、キリスト教、新興宗教など実に多くの宗教があります。
国教のない国としても知られており、宗教などに関しては自由度の高い国だと言えるでしょう。

多文化という言葉が示すように開国以来、様々な国の文化を吸収、発展させてきたのが日本になります。
海外のいいところをどんどんと吸収し、よりいいものに発展させていくと言うのが日本の文化だと言えるでしょう。

日本の結婚式にも多文化を見ることが出来ます。
日本の伝統的な結婚式と言えば、神前式があります。
神社などで行う結婚式で、日本の伝統的な結婚式として知られています。

和装に身を包んだ新婦と新郎が祝詞を受け、三々九度を行い、結婚の儀式とします。
神前式は日本に伝わる伝統的な結婚式ですが、西洋文化を受けた現代では神前式を執り行う方も大きく減ってきています。
現在の若者などに人気なのは、やはり教会での結婚式でしょう。
キリスト教式の結婚式で、ウェディングドレスは女性の憧れとも言われるように、多くの女性が教会での結婚式を希望しています。

なかなか神前式を見る機会は少ないですが、厳かな雰囲気で行われる神前式も教会式に劣ることなく、立派な結婚式となります。


日本の結婚式の流れ

日本で結婚式と言えば、披露宴と結婚式をセットで行い、入籍などは前後に独自に行うと言うのが一般的になります。
披露宴での平均的な時間は3時間~4時間程度で、司会の進行で様々な催し物などを披露、スピーチなどで会場を盛り上げます。
上司や友人など代表がスピーチを行い、新郎新婦の生い立ちや出会いなどをスライドショーなどで見ると言うのが、
一般的な日本の結婚披露宴ではないでしょう。

結婚式の場合、教会式では新婦の父にエスコートされてバージンロードを歩く新婦と、新婦の到着を待つ新郎と言うよく見る風景になります。
入籍に関しては、式の後に行うと言うのは一般的ですが、事前に入籍だけを済ませて、入籍後に式を挙げると言う方も比較的多いようです。

日本の伝統的な神前式の場合には、教会式とは違い、非常に厳かな雰囲気の中で執り行われます。
新郎と新婦が並んで座り、神主の祝詞を聞き、三々九度と言われるお酒を三回に分けて飲み干す儀式を行います。
神社仏閣と言う環境なのか、教会と違って和やかな雰囲気ではなく、非常にずっしりとした重厚感のある雰囲気の中で行われるのが
神前式の特徴と言えます。
その分、結婚と言う重みを感じることが出来ると言うのも神前式の利点かもしれません。


日本の結婚~法的側面について~

結婚と言うのは、男女が法に基づいて契りを結ぶ、一種の契約になります。
そのため、国の法律で結婚をすることが出来る年齢と言うのも定められています。

日本で結婚をする場合、男性であれば18歳、女性であれば16歳で、数えではなく、満での年齢になりますので、注意が必要です。
また、20未満は未成年者になりますので、結婚に際しては保護者の同意が必要となります。
20を超えている場合には、保護者の同意は必要ありませんが、日本の場合、未だ家と家の繋がりという価値観が多いため、
両親の同意を得てからの結婚と言うのが一般的になります。

昭和中期などにはお見合いでの結婚などが一般的で、両親の持ってきた縁談を受けると言うのが日本の結婚の風景でした。
昭和後期から恋愛の自由化が進み、恋愛結婚も増えてきましたが、お見合いと言う文化自体は未だに残っており、
時折、適齢期になった男女を心配して、両親などがお見合いの話をするというのは、よく聞く話です。

昨今の日本は欧米の文化が浸透し、日本独自の文化などが忘れられようとしていると言う意見もありますが、
結婚などに関して言えば、まだまだ日本独自の伝統を守った結婚式なども多く、これからもそうした伝統文化は守られていくはずです。


日本の結婚に関する価値観

日本の結婚は、世界を見ても非常に簡単なものだと言えるでしょう。
役所に書類を提出するだけで結婚も離婚も可能になります。
欧米で考えれば、結婚は非常に面倒なものと言う認識が多いようで、正式な結婚をせずに事実婚をしている男女も多くいます。

また、本人確認なども基本的には必要なく、時に成りすまして書類を偽造し、婚姻届を出すと言う事件を見ることがありますが、
これも日本の結婚手続きの簡素化が引き起こす問題かもしれません。
古くは日本の結婚と言うのは家と家の繋がりを意味し、個人同士のものではなく、家同士の付き合いを深めるために行われていました。
そのため、新郎新婦に個人の意思は関係なく、親の持ってきた縁談を受けて夫婦になると言うのが日本の結婚の風景となっていましたが、
西洋文化が入り、自由恋愛が増えたことで、そうした文化も陰りを見せ、
今では両親の持ってきた縁談を意思なく受ける方はほとんど見ることはありません。

昨今の日本の離婚率の高さを見ても、日本人の結婚に関する価値観が希薄になっているのではないかとも考えられます。
本人確認のない書類提出だけで簡単に結婚も離婚も出来てしまう日本の結婚は、世界にも類を見ない簡単な儀式だと言われています。


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