イタリア

●イタリアの結婚は公表制

イタリアの概要

イタリアは南ヨーロッパに位置する共和制国家で、正式名称をイタリア共和国と言います。
首都はローマです。
北イタリアのトスカーナ地方は、ルネサンス発祥の地で、その中心でもありました。
その影響で、多くの芸術家が輩出され、作品が世に出されて行きました。
バレエ・ダンスの発祥の地であるとも言われています。

また、「アイーダ」を始めとしたオペラや、カンツォーネと呼ばれる歌謡曲も有名です。
現在も、ノーベル賞作家を輩出し、世界的な作品作品を送り出し続けています。

宗教は、国民の90%がキリスト教のカトリックで、プロテスタントの信者の数はそれほど多くありません。
近年はアラブ系の移民が増えたことにより、イスラム教徒を信仰する人も増えているようです。


6月は結婚式ラッシュ

日本でも6月の花嫁は幸せになれると言われ、この月に結婚式を挙げるカップルが多くいますが、
イタリアにも、「Sposa di giugno(6月の花嫁)」と言う言葉があり、毎年結婚式ラッシュが起こります。
イタリアには結婚する方法が2つあります。
市役所で簡素に済ませるか、教会で結婚式を挙げると言う方法です。

市役所で手続は費用がかからず、万が一離婚することになってしまった場合でも、簡単に手続きをすることが出来ます。
バチカン王国の伝統やしきたりに縛られることなく、カップルそれぞれ、好みの結婚式を挙げることが出来ることになっているので、
こちらを選ぶカップルが増えているようです。
とは言え、離婚の手続きも日本とは異なり、書類を提出すれば良いと言う訳ではありません。

イタリアでは結婚する時に、役所に結婚の申請を行います。
書類に氏名、住所、生年月日、職業を書き込むと、結婚する意志があると見なされ、公表されるのです。
公表された書類を見た人たちから異議が無いまま2週間を過ぎれば、市役所で市長と証人の立会いの元、
結婚証明書に新郎・新婦のサインをして、晴れて夫婦となります。
この時、ウエディングドレスを着る人はいません。
それに見合った白いドレスなどを身に着け、誓いの言葉を述べ、指輪の交換を行います。

教会で結婚式を行なう場合には、結婚の申請書を教会と市役所の2箇所で公表されます。
更に、神父から直々に結婚の心構えのコースを受ける必要があります。
結婚はある意味契約、一生愛し続けることが出来るか、互いに尊敬し合い、ありのままの姿を愛せるか、
困難なことが起こった時はどう解決するか、と言ったことを学ぶために、神父と面談のようなことが行なわれるのです。
グループで行なう場合と、それぞれのカップルのみで行なう場合があります。
残念ながら、離婚暦のある人は教会で式を挙げることが出来ません。


ウエディングパーティーは華やかに

イタリアは、かつて沢山の貴族が暮らしていた土地であるため、大きな邸やお城などが沢山残されています。
その邸やお城、ホテルやパブなどで、挙式後にウエディングパーティーが開かれます。

招待客は会場で食事や会話を楽しみながら、新郎・新婦が到着するのを待ちます。
イタリアには、日本のようなお色直しは無く、新婦は一日中、ウエディングドレスを着て過ごします。

ウエディングパーティーでの料理はイタリアのフルコースが振舞われます。
食事の途中で、招待客に新郎・新婦から、「コンフィティ」と言うささやかなプレゼントが贈られます。
小さな粒の白いチョコレートです。
招待客にプレゼントするのが縁起が良いとされています。
コンフィティと一緒に、新郎・新婦からのプレゼントが箱に入っていることがありますが、品物についてはそれぞれのカップルによります。

コンフィティが配られた後、新郎・新婦が招待客の前でキスを交わします。
ゲストが満足するキスをすると、緑のフラグがそれぞれぞれのテーブルで挙がります。
招待客が満足しないキスの場合、赤いフラグが挙げられ、キスのやり直しをしなければなりません。

その後はウエディングケーキが運び込まれ、ケーキカットとなります。
数時間に及ぶウエディングパーティーですが、22時を回っても会場はまだまだ盛り上がり続けるのです。


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