イラン

●イランは基本的に「お見合い」で結婚する

イランの概要

イランの正式名称は、イラン・イスラム共和国です。
ペルシア、ペルシャとも呼ばれています。
首都はテヘランです。

1979年のルーホッラー・ホメイニー師によって、イラン・イスラーム革命が起こり、宗教上の最高指導者が、
国の最高権力を持つ「イスラム共和制」を樹立しました。
このため、宗教はイスラム教シーア派が国教となっています。


お茶が繋ぐ縁

まず、男性が適齢期の女性を探し始めます。
好ましい女性が見つかったら、男性とその両親や兄弟が一緒に女性の家を訪ねます。
選ばれた女性は、すぐには男性やその家族に姿を見せません。
女性が男性に「会っても良い」と思った時にお茶を運んで来ます。
男性はその後も、数回女性の家を訪ね、その間に女性は結婚を承諾するかどうかを決めます。

その後、男性から「ハステガリ(プロポーズのための訪問)」を受けた女性は、結婚に際しての条件や要望を話し合います。
そして、結婚前に離婚の際の慰謝料である「メヘリエ」の金額を決めます。

メヘリエが決まったら、婚約パーティーが行なわれます。
婚約パーティーは、コーランの教えに基づいて、結婚式の真似事のようなことを行います。
イスラム教の聖職者がコーランの一節を読み上げ、新郎・新婦が誓いの言葉を述べます。
すると、新郎・新婦の親族たちがコーランを持った二人の上で角砂糖をこすり、二人の幸せな生活を祈るのです。

そして、親族や友人たちが新郎・新婦と共に写真を撮り、音楽に合わせてダンスを踊るのです。


結婚式は3日間続く

1日目は、綺麗に身繕いした新婦の家に家族や親族が集まり、ダンスが始まります。
盛り上がって来た所で、「ヘナの儀式」が行なわれ、新郎は新婦の掌に、新婦は新郎の掌に、へナで名前を書き合います。

2日目も花嫁の家で結婚の儀式が行なわれます。
新郎・新婦の前にあるテーブルには、新居を意味するキャンドルのセットや、真新しいコーランなどが置かれ、その他に、
式の後にライスシャワーや紙吹雪のようにまかれる紙幣なども置かれています。

結婚の儀式では、再びイスラム教シーア派の僧侶の前で、新郎新婦が近いの言葉を述べます。


披露宴は新婦が主役

裕福な家庭では、披露宴をホテルで行なう場合もあるようですが、一般の家庭では新婦の家で行なわれることも多いようです。
親族、親戚、友人、知人だけでなく、近所の人も自由に参加出来る、オープンな披露宴です。

新郎新婦が入場すると、招待客たちは一斉に写真を撮ります。
それが終わると、ダンスが始まり、その間に、色々な人が持ち寄ってくれた料理が会場のテーブルに並びます。
知っている人、近くの人、みんなで結婚を祝おう、楽しもうと言うのがイランの披露宴なのです。



  • 地図から探す
  • 宗教圏から探す
  • アカサタナ順で探す

ページの先頭へ