パキスタン・イスラム共和国

●パキスタンの結婚式事情

パキスタンのイスラム式結婚式

パキスタンと言う国名を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
パキスタンはインドの西部にある国でイスラム共和国になります。
その名が示すように、パキスタンのほとんどの方はイスラム教の信仰者になりますので、
結婚式もイスラム教に則った結婚式となります。

パキスタンの結婚式では、ヘナと言われる植物を使った装飾を施します。
伝統的な装飾で、昨今では日本でも髪の毛の染色剤として使われることが多いですから、
ヘナの名前を知っている方もいるのではないでしょうか。
パキスタンでは、このヘナを使い、手などに装飾を施し、結婚式に臨むようになります。

パキスタンで行われる花嫁の装飾は手首、手のひらなどになり、主に花などを描く装飾になります。
ヘナは赤く、体に染みるとしばらくは落ちることのない強い染料ですから、結婚式が終わってもしばらくは消えることはありません。
こうした、伝統的な装飾を行い、結婚式をするのが、パキスタンの結婚式になっています。


パキスタンの婚礼衣装

パキスタンと言えば、イスラム教の多い国になります。
また、インドも近いことがあってか、民族衣装にもインドに近いものを感じます。
婚礼に使われる衣装もそうした流れを汲むもので、日本では見られない魅力的な婚礼衣装が多くあります。

パキスタンの結婚式では、スーツの着用をしている方も少なくはありませんが、民族衣装での出席をする方も多くいます。
イスラム風のターバンを巻く男性もいますが、儀礼用のものですので、質素なものではなく、赤など華やかなものもあります。

女性の場合、ベールをすっぽりと被り、顔がよく見えないようなものもありますが、そこはイスラムの風習とも言えるものでしょう。
また、インド式のような衣装もあり、インドの映画などで見られる華やかなドレスなどで行う方もいるようです。
レンガと言われる婚礼衣装ですが、非常に華やか、豪華という言葉がしっくり来る素敵な衣装になっています。

日本で見られるようなウェディングドレスでの結婚式と言うのは、パキスタンではほとんど見られません。
イスラムの風習での結婚式が大半を占めますので、ウェディングドレスではなく、
イスラム式の婚礼衣装で結婚を行うことがほとんどになります。


パキスタンの結婚は親が決める

日本でも昭和中期までは親の持ってきた縁談を受けて結婚をするお見合い結婚などが主流でしたが、
昭和後期に入って自由恋愛が盛んになったことで恋愛結婚が多くなり、
現代ではお見合いでの結婚はほとんど見られなくなりました。
結婚は家と家の繋がりを深めると言う意味を持ち、そこに個々人の意思はなく、
親の言う通りの相手と結婚をすることが当たり前だったと言われています。

パキスタンの結婚は、かつての日本の結婚と同じで、両親が結婚相手を探してきて、結婚をさせます。
そのため、相手を知るのは結婚式の当日と言うおかしな事がよくあるようです。
顔も知らない相手と結婚をしろと言われるのは、現代の日本人には考えられない事ですが、
パキスタンではまだまだ当たり前の結婚になっています。

パキスタンは家族、親戚と言った身内の意識が非常に強く、家と家の結婚と言う意味合いが非常に強い国になります。
そのため、恋愛結婚などはほとんど認められず、恋愛をしていても、
親の持ってきた縁談に泣く泣く承諾をして結婚を余儀なくされる男女も少なくはないようです。
こうして見ると、パキスタンの結婚は考えられないと思われるかもしれませんが、
かつての日本も同様に親の決めた縁談を受ける風習があったのですから、
パキスタンも日本も結婚に関しての価値観と言う意味では、根の部分は同じなのかもしれません。



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