2013年3月アーカイブ

イラク

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●イラクは合同結婚式が盛ん

イラクの概要

イラクの正式名称は、イラク共和国で、首都はバグダッドです。
古代メソポタミア文明を受け継ぐ土地であり、世界第三位の原油埋蔵国です。

宗教は、国民の95%がイスラム教で、次いでキリスト教、マンダ教を信仰している人たちがいます。


結婚相手は親が決める

イラクでは、男性が適齢期になると、その親や親戚が男性に会いそうな女性を見つけます。
そして、相手の女性が見つかると、女性の家にお茶をご馳走になりに行くのです。
花嫁候補の女性はすぐには男性の両親や親戚には顔を見せず、しばらくしてからお茶を運んで来ます。
お茶を出し終えて、花嫁候補が台所に戻って行くまでの短い時間で、男性と結婚させるかどうかを決め、
話がまとまると、両家で「ダウリ」についての話し合いが行なわれます。

「ダウリ」とは、新郎が新婦に贈る持参金のことです。
ダウリは結婚後に夫婦で使用する家具などの購入に当てられます。
この他にも、新郎から新婦に金のブレスレットとネックレス、結婚式の衣装なども贈られます。

上記のような方式だと、新郎・新婦は結婚するまで顔を合わせないこともあるようですが、
職場で知り合った相手や、学生時代の友人と恋に落ちて結婚した、と言う人たちも沢山いるようです。


結婚を祝う音・音・音

夏の初めから秋の初めがイラクの結婚シーズンです。
新郎・新婦と親族たちは車に乗り込み、合同結婚式の会場に到着するまでの間、ひきりなしにクラクションを鳴らし続けます。
これがイラクでの結婚を祝う音の一つなのです。

例えば、ホテルなどで行なわれる結婚式の場合は、楽隊の演奏の中、新郎・新婦が入場すると、その周りを参列者が踊りながら練り歩きます。
ダンスは深夜まで続き、新郎・新婦の門出を祝うのです。


イタリア

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●イタリアの結婚は公表制

イタリアの概要

イタリアは南ヨーロッパに位置する共和制国家で、正式名称をイタリア共和国と言います。
首都はローマです。
北イタリアのトスカーナ地方は、ルネサンス発祥の地で、その中心でもありました。
その影響で、多くの芸術家が輩出され、作品が世に出されて行きました。
バレエ・ダンスの発祥の地であるとも言われています。

また、「アイーダ」を始めとしたオペラや、カンツォーネと呼ばれる歌謡曲も有名です。
現在も、ノーベル賞作家を輩出し、世界的な作品作品を送り出し続けています。

宗教は、国民の90%がキリスト教のカトリックで、プロテスタントの信者の数はそれほど多くありません。
近年はアラブ系の移民が増えたことにより、イスラム教徒を信仰する人も増えているようです。


6月は結婚式ラッシュ

日本でも6月の花嫁は幸せになれると言われ、この月に結婚式を挙げるカップルが多くいますが、
イタリアにも、「Sposa di giugno(6月の花嫁)」と言う言葉があり、毎年結婚式ラッシュが起こります。
イタリアには結婚する方法が2つあります。
市役所で簡素に済ませるか、教会で結婚式を挙げると言う方法です。

市役所で手続は費用がかからず、万が一離婚することになってしまった場合でも、簡単に手続きをすることが出来ます。
バチカン王国の伝統やしきたりに縛られることなく、カップルそれぞれ、好みの結婚式を挙げることが出来ることになっているので、
こちらを選ぶカップルが増えているようです。
とは言え、離婚の手続きも日本とは異なり、書類を提出すれば良いと言う訳ではありません。

イタリアでは結婚する時に、役所に結婚の申請を行います。
書類に氏名、住所、生年月日、職業を書き込むと、結婚する意志があると見なされ、公表されるのです。
公表された書類を見た人たちから異議が無いまま2週間を過ぎれば、市役所で市長と証人の立会いの元、
結婚証明書に新郎・新婦のサインをして、晴れて夫婦となります。
この時、ウエディングドレスを着る人はいません。
それに見合った白いドレスなどを身に着け、誓いの言葉を述べ、指輪の交換を行います。

教会で結婚式を行なう場合には、結婚の申請書を教会と市役所の2箇所で公表されます。
更に、神父から直々に結婚の心構えのコースを受ける必要があります。
結婚はある意味契約、一生愛し続けることが出来るか、互いに尊敬し合い、ありのままの姿を愛せるか、
困難なことが起こった時はどう解決するか、と言ったことを学ぶために、神父と面談のようなことが行なわれるのです。
グループで行なう場合と、それぞれのカップルのみで行なう場合があります。
残念ながら、離婚暦のある人は教会で式を挙げることが出来ません。


ウエディングパーティーは華やかに

イタリアは、かつて沢山の貴族が暮らしていた土地であるため、大きな邸やお城などが沢山残されています。
その邸やお城、ホテルやパブなどで、挙式後にウエディングパーティーが開かれます。

招待客は会場で食事や会話を楽しみながら、新郎・新婦が到着するのを待ちます。
イタリアには、日本のようなお色直しは無く、新婦は一日中、ウエディングドレスを着て過ごします。

ウエディングパーティーでの料理はイタリアのフルコースが振舞われます。
食事の途中で、招待客に新郎・新婦から、「コンフィティ」と言うささやかなプレゼントが贈られます。
小さな粒の白いチョコレートです。
招待客にプレゼントするのが縁起が良いとされています。
コンフィティと一緒に、新郎・新婦からのプレゼントが箱に入っていることがありますが、品物についてはそれぞれのカップルによります。

コンフィティが配られた後、新郎・新婦が招待客の前でキスを交わします。
ゲストが満足するキスをすると、緑のフラグがそれぞれぞれのテーブルで挙がります。
招待客が満足しないキスの場合、赤いフラグが挙げられ、キスのやり直しをしなければなりません。

その後はウエディングケーキが運び込まれ、ケーキカットとなります。
数時間に及ぶウエディングパーティーですが、22時を回っても会場はまだまだ盛り上がり続けるのです。


イスラエル

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●イスラエルの結婚式は厳粛、披露宴は派手

イスラエルの概要

イスラエルの正式名称は、イスラエル国で、中東のパレスチナににある国です。
イスラエル国としては、首都はエルサレムであると主張していますし、事実上はそうなっていますが、
国連などがそれを認めておらず、その場合はアルデビブが首都として定められています。

現在、イスラエルでは宗教・文化・社会的背景が多様な人たちが暮らしています。
人口は550万人で、その多くがユダヤ教ですが、世俗派、伝統派、宗教派、超正統派と分かれています。
次いで、イスラム教、キリスト教、ドルーズ教を信仰している人がおり、残りの人たちはその他の宗教を信仰しています。

イスラエルでは、同じ信仰を持つ者同士でなければ結婚することは出来ません。
異教徒との結婚は、「制度」として認められていないからです。


ユダヤ(教)は神前結婚

イスラエルではユダヤ教を信仰している人が多いため、ラビと呼ばれるユダヤ教の聖職者が結婚式を司ります。
結婚式は、大体21時頃から始まります。
最初に祈祷が行なわれた後、杯に入ったワインをラビがひと口飲み、それを新郎・新婦、双方の家族で回し飲みします。

結婚指輪は、花婿と花嫁が互いに交換するのではなく、花婿が花嫁の右手の人差し指に填めます。
この指輪は、実際は左手の薬指用に作られたものなので、人差し指に填めると、途中までしか填めることが出来ないようです。

そして、結婚式の最後には花婿がアルミホイルに包まれたグラスを足で踏んで割る儀式が行なわれます。
このグラスの割れる音が、結婚式が恙無く終了したと言う合図となり、参列者からの祝福の拍手や歓声が巻き起こります。


踊って楽しむ披露宴

披露宴会場に移動する頃、時刻は22時を回っています。
会場のテーブルには前菜などがセットされ、招待客たちは歓談しながら新郎・新婦の登場を待ちます。
イスラエルの結婚式は、披露宴に沢山の人を呼ぶ習慣があり、1度の披露宴に400人~500人の人が集まることもあるようです。

新郎・新婦が会場に登場します。
しかし、二人の席は用意されていません。
何故なら二人は、入場した途端に会場の中央に立って、スポットライトを浴びながらダンスをするからです。
最初はチークダンスから踊り始め、それに誘われるように招待客たちも踊り始めます。
フロアに出てダンスを始める人が増えて来ると、アップテンポな曲に変わり、一気に会場は盛り上がります。
イスラエルの披露宴には必ずと言っていいほど、DJが参加し、DJブースからイスラエルの歌謡曲を流してくれます。
披露宴の参加者が、みんな踊って楽しみ、新郎・新婦を祝福するのです。


食事はダンスの合間に

ダンスが盛り上がって来た頃、新たに野菜を中心にした前菜、魚料理、メインとなる肉料理やデザートなどが次々と運ばれて来ます。
大概の場合、メインディッシュは肉料理となっていますから、お祝いのためにも全品味わいたい、と考える人は、
加減をしながら食べているようです。

踊っては食べ、食べては踊り、を繰り返しながら、披露宴は深夜まで続いて行きます。



イギリス

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●イギリスの結婚式は親族、親戚のみ

イギリスの概要

イギリスの正式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国です。
英語では、United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandと表記されます。
イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから構成される立憲君主制国家です。

宗教は、2011年現在、キリスト教徒が71.6%、イスラム教徒が2.7%、ヒンドゥ教徒が1.1%いるそうです。
イギリスの総人口の内、15%が無宗教です。


イギリスの結婚式は、どちらかと言えば「地味婚」

イギリスの結婚式で、一番簡素なのが戸籍登録所で行なう結婚式です。
宗教を伴わず、法的手続きのみを行います。
役所と言っても、日本とは違い、婚姻登録専用の部屋があります。
高級ホテルのような内装で、花が生けられ、親族や結婚の証人ようの席が用意されているので、
婚姻届の提出を、ただの手続きではなく、結婚の儀式として扱ってもらうことが出来るのです。

おめでたい日用の、ちょっと特別なスーツを着込んで役所に行き、ブーケを持って婚姻登録専用の部屋に入り、
結婚証明書にサインをします。
儀式の後に、みんなで写真撮影をしたり、家族、親族で食事をしたりすれば、それで結婚式は終了です。


ポピュラーなのはキリスト教会での挙式

イギリスの結婚式は、大抵の場合、土曜日に行なわれます。
花嫁・花婿は自宅で身支度をしてから教会に向かいます。
イギリスでは、結婚式の前日から、花嫁と花婿は顔を合わせてはいけないと言うしきたりがありますが、
現在は結婚前から同棲しているカップルも多く、しきたり通りに行動する訳には行かないカップルが沢山います。
そこで、同棲しているカップルの場合は、花婿が先に教会へ行き、花嫁の到着を待つことになっているようです。

支度が整った花嫁は、運転手付きのベンツかロールスロイスのハイヤーで、教会へと向かいます。
高級車よりも、もっと豪華にしたいと言う人は、馬車を利用して教会へと向かいます。
到着した花嫁は、実父と腕を組んでヴァージンロードを歩き、花婿が待つ祭壇へと歩いて行きます。

式が始まると、結婚の誓い、指輪の交換が行なわれ、賛美歌が教会の中に響き渡ります。
こうした儀式が終了すると、花嫁と花婿は参列者を残したまま別室に入り、そこで結婚証明書にサインします。
法的な手続きが済んだ所で、花嫁と花婿が腕を組んでヴァージンロードを歩き、教会を後にします。
ドアの外では列席者が並び、二人を紙吹雪で祝福します。


食べて、飲んで、踊る。それがイギリスの披露宴

イギリスで行なわれる結婚披露宴は、レストランやパブ、お城の宴会場、
また、一般家庭にある庭が広々としているので、自宅の庭で行なわれることもあります。
庭用のテーブルや椅子、テントなどはレンタルすることが出来ますし、お料理もケータリングなどを利用することが出来ます。

披露宴会場の入り口で、花嫁と花婿、双方の両親やベストマン(花婿側の付き添い人)、
ブライズメイド(花嫁側の付添い人)と共に列席者を迎え、列席者が全員席に着いたら、迎えた方も席に着きます。
司会者がいないので、大抵の場合、ベストマンがその役割を担います。
日本とは違い、お色直しなどはありません。
普段よりも人数が多く、賑やかなディナーと言った趣です。

みんなで楽しく食べて、飲んで、食事が済んだら花婿の父のスピーチ、花婿のスピーチ、ベストマンのスピーチが続きます。
場合によっては、花嫁やその友人がスピーチをすることもあります。
その後は、祝電が披露され、ケーキカットが行なわれます。

それから、結婚を祝うダンスが始まります。
このダンスが披露宴の最後を飾るものです。
花嫁と花婿が最初にダンスを踊り、花婿が花嫁の母親と、花嫁は花婿の父親と踊り、ベストマンはブライズメイドと踊ります。
個々までがファーストダンスと呼ばれ、このダンスが終わると、会場を後にする招待客も出始めるようです。
ファーストダンスが終わると、会場に残っている招待客たちも踊り始めます。
披露宴でのダンスは、伝統としてはワルツを踊るのですが、現在は花婿と花嫁が好きな曲を選び、
ダンスを楽しむのが当たり前になっているようです。


イエメン共和国

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●イエメンの結婚式は男女バラバラ

イエメンの概要

イエメンの正式名称は、イエメン共和国で、中東・アラビア半島にあります。
国民は98%がアラブ人で、国民のほぼ全てがイスラム教の信者で、その中の5割強がスンニ派、4割弱がシーア派です。
シーア派の大半の人が、スンニ派とほぼ同じ教義であるサイド派ですが、中には十二イマーム派の人もいます。

イエメンには女児が結婚出来る最低年齢に関する法律がありません。
イスラーム法上では、一般的に9歳からと定められていますが、イエメンはこの解釈を採用していないのです。
イランやサウジアラビアでは、9歳未満の女児との結婚は認められていませんが、イエメンでは可能なため、
世界的な人権問題として注目されることがあります。


男性は女性の肌を見てはいけない

イエメンは厳格なイスラム教の国です。
女性は普段、あまり外出をしませんし、外出する時にはアバヤと言う黒いガウンを身に着け、頭に布を巻いて出かけます。
結婚式の時には、もちろんウエディングドレスを身に着けますが、夫となる人以外の男性に肌を見せてはいけないので、
男女バラバラに結婚式を行います。

また、イエメンの人たちは「偶像」を嫌います。
女性は写真に写ることすら無く、男性の場合でも被写体となる本人の許可が必要です。
ですから、結婚式の時にも写真撮影は行なわれません。

ただ、結婚式でだけは特別で、花嫁も結婚式の会場で写真を撮ることがありますし、
男性も結婚式の会場となる路上で写真を撮ることがあります。


結婚式(女性編)

結婚を控えた女性の家には、毎晩友人が集まってお祝いをします。
歌ったり踊ったりすることもあるようです。

そして当日。
イエメンの女性に取って、結婚式の会場は「思いっきりお洒落を楽しめる場所」でもあります。
自宅から会場までは、ドレスの上からアバヤを着け、頭に布を巻いて出かけますが、会場に辿り着いたら、
アバヤを脱いでイエメンドレスを披露し、頭の布を外してイエメンメイクを披露し合います。
そして、会場で流れているディスコ風の音楽に合わせて踊ります。
結婚式で振舞われる料理は、日本で言う「ジャンク・フード」です。


結婚式(男性編)

イエメンの男性の結婚式は、路上で行なわれます。
車などで道路を封鎖し、辺りを電飾で飾り、普段着に近い服装で、招待客と共に音楽を演奏し、歌を歌い、踊ります。
この時の音楽は、女性の結婚式会場で流れているような派手なものではなく、イエメンの伝統的な音楽です。
路上なので、結婚式とは無関係な人も沢山いますが、無関係な人でも男性であれば歌やダンスに参加したり、
一緒に食事をしたりしてお祝いします。


合同結婚式(男性編)

イエメンでは合同で結婚式が行なわれることもあります。
これを「Mass wedding」と言います。
この場合も、男性と女性はバラバラで、男性は路上で式を行います。

路上にステージが設けられ、花婿となる男性がステージに上がります。
式を見守る客たちは、ステージの下に設けられた椅子に座って祝福します。
詩人が詩を朗読したり、政治家がスピーチを行なったり、合同結婚式のスポンサーからの挨拶やプレゼントが贈られたりします。

イエメンで個人(カップルと親戚、友人、知人)で結婚をすると、費用は日本円で約50万円ほどかかりますが、
合同結婚式に参加すると、ご祝儀として約20万円が贈られるようです。



アンゴラ共和国

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●アンゴラの結婚は大勢で祝う

アンゴラの概要

アンゴラの正式名称は、アンゴラ共和国で、首都はルアンダです。
ポルトガルの植民地だった過去がありますが、1961年から独立戦争を始め、1975年に独立を果たしました。
独立した後も、1975年から2002年までは内戦が続いていましたが、内戦終結後には石油やダイヤモンドなど、
豊富な資源を活かし、急速な経済発展を続けています。
しかし、1000万個を超える地雷が埋められたままになっていたり、首都ルアンダの物価が世界で一番高いと言われていることも事実です。

アンゴラの宗教は、人口の53%がキリスト教徒で、その中の72%がカトリック、28%がバブティスト、プレスビテリアン、
改革福音派、ペンテコステ派、メソジスト、キリスト教系のカルトを信仰しています。
上記に当てはまらない場合は、土着宗教を信仰している人が殆どです。


賑やかな入籍

アンゴラでは、木曜日か金曜日に役所に言って入籍を済ませます。
この時、新郎・新婦だけが役所に赴く訳ではありません。
新郎・新婦双方の両親、親戚、友人、知人が揃って役所に足を運んでお祝いします。
入籍するために、役所に予約を入れるのが常識となっているようです。

家族や親戚、友人、知人が見守る中で、新郎・新婦が婚姻の書類にサインをし、指輪の交換を行ないます。
写真を撮ったり、お祝いの言葉を述べたりと賑やかに入籍を終えたあと、土曜か日曜に結婚式が行なわれ、
その夜に「フェスタ」と呼ばれる披露宴も行なわれます。


聖歌に彩られる結婚式

結婚式が行なわれる教会に、最初に入って来るのは聖書を持った小さな男の子です。
指輪を持った小さな女の子がそれに続き、その後で新郎・新婦と仲人が入場して、結婚式が始まります。

神父の話を聞き、指輪を交換し、誓いのキスをすると、聖歌隊が入場し、美しい歌声を響かせながら、新郎・新婦の門出を祝福します。


フェスタ(披露宴)は華やかに

結婚するカップルの希望や好みにもよりますが、結婚式後のフェスタでの料理は、
ビュッフェ形式で提供してもらうことも出来ます。
豪華に飾られたウエディングケーキや、花と共に飾られたフルーツなど、華やかな料理が並び、祝福ムードが高まります。

新郎・新婦がフェスタの会場に入場すると、仲人と共にケーキカットが行なわれます。
カットしたケーキは新郎・新婦が腕を交差させて持ち、互いに食べさせ合います。
続いて、シャンペンの入ったグラスを持ち、互いに飲ませ合います。
その後は、食事をしながらの歓談となります。

キリスト教でも、宗派によってはお酒が禁止されている所もあり、
ノンアルコール飲料が会場に用意されていない場合には、食事を済ませただけで終了してしまうフェスタもあるようです。


●アルゼンチンの結婚式事情

アルゼンチンの概要

アルゼンチンの正式名称は、アルゼンチン共和国で、南アメリカ南部にある、連邦共和制国家です。
アルゼンチンの国民は、ヨーロッパ系が85%、メスティーンとインディヘナが15%います。
宗教は、国民の93%がカトリック教徒だと言われていますが、教会では70%程度だと把握しているようです。
アルゼンチンの国教がカトリックであると言う訳ではなく、カトリックの信者数が多いために優先されていると言われています。
カトリック教徒でなくても公務員になることは可能ですが、カトリック教徒でなければ大統領になることは出来ません。
1980年代からは、国民の10%がプロテスタントの信者となっています。
330300人がモルモン教徒で、世界で7番目に多い地域となっています。
人口の1.5%がイスラム教徒です。


長期間の「恋人・同棲時代」

アルゼンチンでは15歳の誕生日を迎えると、親戚や友人を呼んで成人パーティーを行います。
このパーティーを行なうことで、男の子も女の子も、大人として扱われるようになります。
しかし、選挙権を持つのは18歳で、飲酒や喫煙、運転免許が取得出来るようになるのは21歳からとなっています。

アルゼンチンでは、正式な結婚をする前に、恋人と長い間交際したり、同棲する期間があります。
そして、就職や出産をきっかけに、正式に入籍するので、その時には既にカップルが子供を授かっていることも珍しくありません。


独身最後のパーティー

結婚が決まると、女性は「Despedida de la soltera」と言う独身さよならパーティーを開きます。
パーティーの内容は、一概には言えませんが、派手な服装とメイクで人目を引くような格好をして、
食事に行ったり、ダンスをしに行く場合もあるようです。


結婚式は厳かに

新郎・新婦の宗教にもよりますが、カトリックの人の場合、21時以降に教会で行なわれます。
新郎・新婦、双方の両親と結婚の証人が神父の前に立ち、神父による聖書の言葉を聞き、新郎・新婦が誓いの言葉を述べます。
その後、指輪の交換をして、台帳に自分のサインを書き込めば、結婚式は終了です。

結婚式の直後、教会を出た新郎・新婦は招待客からライスシャワーで迎えられます。
しばらく招待客たちと言葉を交わしたあと、飾りの付いた車で披露宴の会場へと向かいます。


晴れの門出はハンドメイドで

アルゼンチンの結婚式や披露宴は、晴れて夫婦になる新郎・新婦にとって大切なものではありますが、決して閉鎖的ではありません。
そして、決して必要以上にお金を使う場でもないようです。
披露宴には2次会が無いことも多く、ただ、この日を迎えた喜びを一人でも多くの人と分かち合いたいと言う気持ちが強いようです。

ですから、部屋の片付けや料理なども、出来る限りプロの手を借りずに親しい友人たちの手によって賄われるのが殆どのようです。
花嫁もドレスを新調したり、ブライダルショップからレンタルするのではなく、友人から借りたものを着込みます。
花婿も、特別に衣装を用意すると言うよりは、大切な日のために着る服を身に付けます。

披露宴は深夜0時頃から始まります。
披露宴の会場に選ばれる場所は様々で、レストランやイベントスペース、牧場の宴会場などがあります。
会場に入り、食事が終わると新郎・新婦がワルツを踊ります。
その後は、新郎と実母、新婦と実父、新郎と新婦の母親、新婦と新郎の父親がペアになって踊り、
更に両家の兄弟や親族、友人と次々にペアになる相手を変えて行き、会場にいる全員とワルツを踊ります。

ダンスの後は、新郎が新婦の着けているガーターベルトを外したり、新婦は同性で独身の女性招待客を集めてブーケトスを行います。
花嫁が投げたブーケを受け止めた人が、次に結婚すると言う言い伝えがあり、和気藹々と盛り上がります。

ケーキカットも行なわれますが、これもどこかのお店に特別に注文した品物ではなく、友人による手作りであることが殆どです。
ケーキの中には、紐の先に小さな飾りが付いた「「ソルプレッサ」と言うものが埋め込まれています。
ブーケトスと同じように、独身女性の招待客が一斉にその紐を引っ張ります。
紐の先に指輪が付いているものを引いた女性が、恋人と近々結婚すると言われていて、
カップルで披露宴に出席した人は、冷やかされますが、会場は一層盛り上がります。


新郎・新婦へのプレゼントはカタログから選ぶ

アルゼンチンには贈答品の専門店が沢山あります。
そのお店には結婚式用の贈答品がリストになったカタログがあり、
その中から新郎・新婦が希望しているものを選んで贈るのが通常となっています。

アルゼンチンでは、日本とは違い、お祝いにお金を包むというのは一般的ではありません。
新郎・新婦の両親が二人の門出を祝って、家をプレゼントするのは良くあることのようです。


●アルジェリアの結婚式は開放的

アルジェリアの概要

アルジェリアの日本での正式名称は、アルジェリア民主人民共和国です。
アラビア語ではシャザーイルと言います。
首都はアルジェです。
シャザーイルとアルジェは、どちらもアラビア語で「アルジェを都とする国」と言う意味です。

国民の99%がイスラム教の信者で、その殆どの人がスンニ派を選択しています。
少数ではあるようですが、イバード派やキリスト教徒、ユダヤ教徒の人もいます。


アルジェリアの結婚シーズンは「夏」

アルジェリアはの国土は、日本と比べると63倍もある広い国です。
ですから、親族や親戚、友人などが遠方に住んでいることも珍しくありません。
そのため、一ヶ月以上ある夏の休暇を利用して結婚式を挙げるカップルが沢山います。
結婚式に招待されると、身近な人たち全員で移動します。
招待が重なれば、夏の間はずっと国内を移動し続けると言うこともごく普通に行なわれているようです。

アルジェリアでは、その土地そのものや、住んでいる民族の風習、イスラム教への信仰度合いによって、
結婚式での習慣も違っています。

しかし、イスラム教の教えに従って、
・招待客全員に食事をふるまう
・イスラム共同体の指導者である「イマーム」と共に行なう儀式、愛と幸福をもたらすと言われている、体にペイントをする儀式「ヘンナ」
・「羊の儀式」(羊を殺して、招待客に料理としてふるまう)
上記の三つの儀式は共通しているようです。


結婚式は2日間

結婚式は2日に渡って行なわれます。
主に、新郎・新婦の実家で行なわれ、招待客は男女別々に過ごします。

結婚式1日目は、新郎・新婦、それぞれの家で午後からパーティが始まり、深夜まで続きます。
新郎側が親族の中から代表者を選び、夕方までに新婦の家に辿り着くように時間を見計らって、
羊やプレゼントをイマームと一緒に、新婦の家まで運びます。
この時新郎は、新婦の家に足を運ぶ親族と行動を共にしません。
新郎の親族が新婦の実家に到着すると、儀式と食事が始まります。
新郎の親族は、明け方までには新婦の家を後にします。

結婚式2日目は、アルジェなどの大都市での場合は、結婚式場を借りて新郎・新婦の親族や親戚、友人や
知人を招待してパーティーを開きます。
地方の場合は男女が共に食事をすることは無いようですが、大都市での場合は、男女が共に食事や会話を楽しみ、
ダンスをするなどして盛り上がります。


ご祝儀は回収箱に

日本では招待された側が受付でご祝儀をお渡ししたり、会費を支払ったりするのが通常ですが、
アルジェリアの場合は、式場に設置された箱にお金を入れるだけ、と言う仕組みになっています。
極端に言えば、何も持っていなくても会場に入ることが出来ます。
しかし、そうは言っても、新郎・新婦のためにプレゼントを持参するのが当たり前になっています。


アラブ首長国連邦

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●習慣に地域差があるアラブの結婚式

アラブの概要

日本での正式名称はアラブ首長国連邦です(アラブ首長国連合といわれる場合もあるようです)。
英語では、United Arab Emiratesと表記され、UAEと省略されます。

アブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラ、ラアス・アル=ハイマの
7つの首長国で構成され、各首長国の名前はそれぞれの首都に由来しています。
連邦全体の首都はアブダビです。

アラビア半島の南東部にあって、ペルシャ湾とオマーン湾に面しています。
アラブ首長国連邦のアラブ人は全人口の19%で、その他の人口は外国籍の住民です。
他のアラブ諸国から来た人もいますし、イラン、パキスタン、バングラディシュ、スリランカの他、フィリピンや欧米、東アジア系の人もいます。

宗教はイスラム教が国教となっていますが、外国籍の住人が多いこともあり、信教の自由が認められています。
外国籍の人を中心に、キリスト教やヒンドゥー教を信仰している人も多くいます。


アラブでは「派手婚」が常識?

アラブの社会では、適齢期を迎えた人が独身のままでいることを「恥」と考えるようです。
そのため、若い内に結婚する人が多く、そのことが家族からも喜ばれ、大きな祝福を受けます。
結婚後は一日も早く子供を産むことを期待されます。

アラブの結婚式は夕方、もしくは夜から始まり、深夜まで続くことがあります。
花婿と花嫁を乗せた車が先頭を走り、その後を親族や友人達の車が会場まで続きます。
会場に辿り着くまでの間は、先頭の花婿・花嫁の車だけでなく、親族や友人の車もけたたましくクラクションを鳴らしながら走ります。


花婿と花嫁のダンスが結婚式の見せ場

アラブの結婚式も、様々な演出が成され、カップルによって違いがあります。
しかし、共通しているのはダンスです。
舞踏会のように演出されたり、オペラのように演出されることもあるようです。

花婿と花嫁のダンスが披露されると、会場は一気に盛り上がり、その後、親族や友人たちも踊り始めます。
それが数時間続いた後に、食事が用意されます。
料理の内容などは、各カップルの好みや予算などによるようですが、多くはビュッフェ形式で様々な料理を楽しむことが出来るようです。
食事が済むと、更にダンスが続きます。

なお、湾岸アラブの結婚式の場合、男女が別々に結婚式を挙げるのが当たり前の地域もあります。
上記の文章では、ヨルダンの結婚式の様子をご紹介いたしました。


アメリカ

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●アメリカの結婚はプロポーズ後から賑やか

アメリカの概要

アメリカの正式名称はアメリカ合衆国で、英語で表記すると、「United States of America」になります。
北アメリカ大陸と北太平洋に位置している連邦共和国です。
資本主義、自由主義、民主主義を謳い、政治的には共和制、大統領制、二院制を採用しています。
宗教の国教はキリスト教で、国民の80%がプロテスタントを信仰しています。
しかし、多数のプロテスタント教派が存在するため、例え同一地域内であっても、多様な信仰体系があるようです。

他に、カソリック、仏教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教の信者や、不可知論、無神論、ユニテリアン論者がおり、
更に無宗教の人もいます。


男性が女性に対して跪いてプロポーズ

アメリカのプロポーズは、男性が女性の前に跪いて求婚する、と言うのが基本と言われていました。
しかし、こうした「習慣」に捉われず、男性が女性を驚かせると同時に喜ばせる、いわゆる「サプライズ」的なプロポーズも増えています。
プロポーズの時に、婚約指輪を渡す習慣は、現在も多くの人が実行しています。

女性がプロポーズを了承すると、めでたく「婚約成立」となり、女性はプロポーズの時に受け取った指輪を、毎日身に付けて過ごします。


結婚前に開かれる様々なパーティー

Bridal Shower
花嫁の親しい友人が開くパーティーです。
花嫁の親戚やご近所の人、会社の人、仲の良い友人などが招待されます。
招待された人は、大体15ドル前後のプレゼントを持参します。
また、手作りのプレゼントを贈る人もいますし、花嫁・花婿が事前に登録しているデパートから、
自分たちの欲しい物を買ってもらうと言う方法もあります。
多くの場合は、結婚後も大切に使えるものが用意されます。
贈られたプレゼントは、花嫁がその場で開封し、招待客に見てもらうと言う習慣もあります。

Bachelorrette
残り少ない独身生活を楽しむために、花婿の友人が開くパーティーです。
もちろん、花婿に対して無理強いはしませんが、花婿がとことん酔っ払うまでお酒を酌み交わし合ったり、
時にはストリッパーなどを会場に呼んだりして、独身生活の最後を飾るのです。

Bachelor Party
Bachelorretteは本来、花婿のためのパーティーでしたが、最近は花嫁も独身最後のパーティーを楽しむようになりました。
美しいドレスを身に付けて、友人たちとレストランで食事をしたりする人もいれば、
花婿と同じように男性ストリッパーを会場に呼んで羽目を外す人もいるようです。

ただ、結婚間近のカップルが必ずこうしたパーティを開く訳ではありません。
ごく身近な人たちと集まって、お茶を飲みながら昔話に花を咲かせたり、
ディスコなどでダンスパーティーを開く人もいます。


結婚にかかる費用は相談して決める

昔は、新婚旅行の費用、ブライダルブーケ、胸に付けるコサージュ、婚約・結婚指輪、
リハーサルディナーなどにかかる費用は、花婿が支払い、結婚披露宴やそれに関わる費用は
花嫁が支払うと言う習慣がありましたが、現在は話し合いによって決められます。

結婚式の準備は10ヶ月~1年前から行なわれ、双方の両親も含めて費用などについての相談を行なうようです。


仲人や列席者のエスコートは花嫁・花婿の家族や友人

アメリカの結婚式では、参加する人たちが男女ペアになっているのが特徴です。
参加者の場合は、ただ列席するだけの招待客ではなく、それぞれに役割を担っています。

Bride:花嫁
Groom:花婿 
Best Man:男性の仲人さん(親友や兄弟、従兄弟、親戚の誰か) 
Maid of Honor:女性の仲人さん(親友や姉妹、従姉妹、親戚の誰か) 
Groomsmen:花婿に付き添う男性(仲の良い友人、兄弟、従兄弟、親戚の誰か) 
Bridesmaid:花婿に付き添う女性(仲の良い友人、姉妹、従姉妹、親戚の誰か) 
Ushe:教会で招待客をを席まで案内する人
Train Bearer:トレイン(ベールの裾)を持つ女の子(子供)
Flower Girls:式の時に花を持って花嫁の前を歩く女の子(子供)
Ring Bearer:ピローに結婚指輪を乗せて、花嫁の前を歩く男の子(子供)
Minister:牧師 
Bride's Father:花嫁の父親。
Bride's Mother:花嫁の母。
Groom's Parents:花婿の両親。

男女ペアになっていると言っても、必ずしも婚姻関係にあるとは限りません。

参加者が決まったら、結婚式のリハーサルを行い、そのままみんなで食事に行きます。
この食事会は、Rehearsal Dinnerと呼ばれています。
この時、花婿は自分の付き添い人にプレゼントを贈り、花嫁も付き添い人にプレゼントを贈ります。
何故なら、結婚式のために、花婿の付き添い人はタキシード、花嫁の付き添い人はドレスを新調する習慣があるからです。


結婚式当日、花嫁は一日中、同じドレスを着て過ごす

アメリカでは、花嫁が自分のためにウエディングドレスを作るのが普通です。
結婚式の時も、その後のパーティーでも、ずっと同じドレスを着たまま過ごします。
お色直しなどはありません。

教会で牧師を前に誓いを立てる人もいますが、牧師と同じ資格を持った人がいる庁舎などで誓いを立て、
結婚証明書にサインをするだけと言うカップルも多くいます。

教会で式が終わると、花嫁・花婿、そして付き添い人たちが記念撮影を行います。
その間、列席者たちは別室でお茶を飲みながら待っています。
その後、列席者たちは教会の前に二手に分かれて並び、教会の扉から登場した花嫁と花婿にライスシャワーを浴びせて祝福します。


Reception

レセプションは日本で言うところの披露宴に当たるものです。
教会から会場に移動し、入り口で花嫁と花婿が双方の両親と共に、来賓に挨拶します。
ディナーまで時間がある場合は、来賓はバーなどでお酒を飲んで楽しみます。
ディナーの時間になったら、来賓は席に着き、花嫁や花婿、付き添い人や仲人が紹介されます。
その後、花嫁と花婿が登場ます。
それからお祝いのスピーチやウエディングケーキへの入刃が行なわれ、
花嫁と花婿は互いにケーキを食べさせ合ったり、悪乗りしている時には互いの顔に塗りつけ合ったりする場合もあります。

ケーキを食べた後は、花嫁と花婿は来賓の席を一つひとつ回って挨拶をし、ディナーが終わると、
花嫁と花婿がペアになってダンスをし、それに続いて付き添い人たちのダンスを始めると、来賓たちもダンスを楽しみます。


最大のイベント(?)はブーケトス

レセプションの途中で行なわれるイベントはブーケトスです。
花嫁の周りに独身女性が集まり、そこに背中を向けた花嫁がブーケを投げます。
そのブーケを受け取った人が、次に結婚すると言われています。
ドラマや映画だと、和気藹々と表現されていることが多いですが、現実は真剣にブーケを取りに行く人も多いようです。

ブーケトスの後もダンスは続き、夜中まで大勢で騒いで楽しみます。
とにかく、陽気に楽しむのがアメリカの結婚式やレセプションは陽気に楽しむのが一番なのです。



アフガニスタン

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●アフガニスタンの結婚式について

アフガニスタンの概要

アフガニスタンの正式名称は、アフガニスタン・イスラム共和国です。
首都はカーブルです。
宗教は国教がイスラム教で、スンナ派が85%、シーア派が14%、残りの1%の人達が、
キリスト教、ヒンドゥー教、シーク教徒です。


結婚にかかる費用は全て男性が負担するのが伝統

アフガニスタンでは、結婚式の費用や結納金などは、全て新郎が用意するものと、伝統的に決められています。
現在も、新郎が結婚式で自分の富を誇示する必要があるため、挙式や結納の金額が負担になり、
若い世代の人たちが結婚を遅らせる傾向にあるようです。

こうした事情の中でも、結婚を選択するカップルは、豪華な結婚式を挙げているようです。
そうしなければ、親戚などから見下されてしまうからです。
そのため、結婚式のために借金を背負い、数年かけて返済する人もいます。


イスラム教徒の男性と結婚する時は...。

イスラム教徒は、ユダヤ教徒やキリスト教徒との結婚が認められています(ただし、イスラム教の女性信者は不可)。

イスラム教には2種類の結婚制度があり、1つは永久婚、もう1つは一時婚となっています。
一時婚の場合は1日だけの結婚と言うのも認められているようです。
しかし、将来的にも人生を共にしたいのであれば、イスラム教に改宗すれば永久婚をすることが出来ます。


結婚式は信仰告白から始まる

新婦がイスラム教徒でなかった場合、結婚式は新婦の「イスラム教徒への改宗宣言」から始まり、
次に夫婦の近いが立てられます。
夫婦の近いの場面で、新郎から新婦に贈り物がなされます(純金が好まれるようです)。
贈り物が無ければ、結婚は認められません。
ここで、指輪を送る新郎もいるようです。

誓いの言葉を述べたあと、お菓子が運ばれて来ます。
アメリカ等では、誓いの言葉の後に誓いのキスをすることが夫婦になるための儀式となっていますが、
アフガニスタンの場合は、近いのキスの代わりに、食べ物や飲み物を互いに交換し、
食べさせ合うことが夫婦になるための儀式となっています。
その後、結婚証明書に新郎・新婦がサインをし、指輪を交換することで婚姻が成立します。

アゼルバイジャン

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●アゼルバイジャンの結婚は契約

アゼルバイジャンの概要

日本ではアゼルバイジャン、またはアゼルバイジャン共和国と呼ばれていますが、英語で正式に表記すると「Republic of Azerbaijan」と言う国名になります。
アゼルバイジャン共和国は、国土の北、半分の領地のことを指し、南半分はイラン領で、東アーザルバーイジャーン州・西アーザルバーイジャーン州と呼ばれています。
宗教はイスラム教(シーア派)が国教となっています。

婚姻様式は一夫多妻制が認められている

アゼルバイジャンでは、国教がイスラム教で、コーランに基づき、一人の男性が四人まで妻を娶ることが出来ます。
しかし、政府としては一夫多妻を推奨している訳ではないようです。
一夫多妻の場合、それぞれの妻に対して、生活費やプレゼントなどを公平に与えなければならないと言う決まりがあります。
実際に数人の妻を娶り、全員を公平に扱うと言うのは簡単ではないようです。

また、最近の若者の傾向としては、「一人の人と一生添い遂げたい」と考える人が増えているため、一夫多妻制度に則った結婚をする人たちは少なくなりつつあるようです。

アゼルバイジャンの結婚式は2種類

イスラム法では、「結婚は当事者双方の意思に基づく契約によって成立する」とされています。
結婚式は二人以上のイスラム教徒の立会いの元に、本人たちが誓いを立て、契約書にサインをし、そこに両家の父親と証人がサインをすれば、結婚の契約が成立します。

結婚式以外に、「契約式」と言うものがあります。
新郎・新婦、双方から証人が出席し、新郎からの結納金や居住条件などが書かれた契約書を交わします。
結納金は「マハル」と呼ばれ、結婚と離婚の際に男性が支払うと言う取り決めがあります。
支払われたマハルは、妻個人の財産となります。

一時婚も盛ん

イスラム教、シーア派では双方が合意すれば期間限定で夫婦になれる「一時婚」と言う制度もあります。
男性か女性、どちらかが子供を望んでいる場合には、赤ちゃんを授かるまでの「出産婚」、夏休みなど、長期間の休暇の期間だけ夫婦になる「バカンス婚」、生活費や結納金などを男性に要求しない「愛人婚」、長期出張などでやって来た男性と、出張の期間だけ夫婦になる「出張婚」などがあります。





北朝鮮

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●北朝鮮で恋愛結婚の増加

北朝鮮の国の概要

北朝鮮は、朝鮮半島の日本寄りに位置する国で正式名称を朝鮮民主主義人民共和国といいます。
皆さんもご存知の通り日本とは国交も無く、北朝鮮人民の暮らしは
ベールに包まれている部分が多数あります。

朝鮮民族の単一国家で、首都はピョンヤンです。
儒教・天道教・キリスト教・仏教などの宗教などがありますが、信教の自由はありません。


北朝鮮での結婚式の時期

北朝鮮での結婚式は、一般的に親族の話し合いや職場の上司の勧めなどでのお見合い結婚が多いのですが、
特に農村部や農作業に動員される人たちは、農作業時期忙しいので、
11月か田植えなどが始まる前の3月ぐらいに結婚式が集中します。

この季節になると、特に農村部では結婚ラッシュになりますが、派手な結婚式というのは見られません。


都市部では恋愛結婚が増加

ピョンヤンなどの都市部では、季節に関係しない結婚も多く見られますが、党の指導のもと、晩婚化が勧められてきました。
近年、恋愛結婚が増えてきたことにより若いカップルが増えてきています。

党幹部などの富裕層の結婚式では、ピョウヤン市内にある結婚式場などで大々的に
結婚式を行うこともありますが、農村部などでは食事も簡素で写真を撮るだけ
という結婚式も珍しくありません。


北朝鮮の結婚式は短い

北朝鮮富裕層の結婚式自体は、韓国の伝統的なチマチョゴリなどを着て行われます。
日本とは違い、北朝鮮や韓国の結婚式は30分程で終わって食事をして帰ると言うのが一般的なようです。

北朝鮮や韓国の結婚式では、芸能人のように新郎新婦が色々な格好をして写真撮影することもありますが、
一般的な招待客などはさっと食事に向かうことが多いです。

北朝鮮では豪華な結婚式を行えるのはごく一部の人に限られているのです。


厳しい北朝鮮の現状

基本的に北朝鮮以外の人との恋愛は禁止で、おとなりの韓国人との結婚さえも脱北しないと無理でしょう。

多くの国民が食べ物に困っている北朝鮮ですので、お祝い事である結婚式も
祝っていられないというのが厳しいですが、現状のようです。

世襲が続く北朝鮮では、いつまでこのような状況が続くのかお隣の国なので気になりますが、
体制が変わらない限りは、幸せな結婚をするカップルも少ないのかもしれません。



日本

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●日本の結婚式事情

日本の宗教と結婚式

ご存知のように、日本は多文化国家となります。
宗教だけを見ても、神道、仏教、キリスト教、新興宗教など実に多くの宗教があります。
国教のない国としても知られており、宗教などに関しては自由度の高い国だと言えるでしょう。

多文化という言葉が示すように開国以来、様々な国の文化を吸収、発展させてきたのが日本になります。
海外のいいところをどんどんと吸収し、よりいいものに発展させていくと言うのが日本の文化だと言えるでしょう。

日本の結婚式にも多文化を見ることが出来ます。
日本の伝統的な結婚式と言えば、神前式があります。
神社などで行う結婚式で、日本の伝統的な結婚式として知られています。

和装に身を包んだ新婦と新郎が祝詞を受け、三々九度を行い、結婚の儀式とします。
神前式は日本に伝わる伝統的な結婚式ですが、西洋文化を受けた現代では神前式を執り行う方も大きく減ってきています。
現在の若者などに人気なのは、やはり教会での結婚式でしょう。
キリスト教式の結婚式で、ウェディングドレスは女性の憧れとも言われるように、多くの女性が教会での結婚式を希望しています。

なかなか神前式を見る機会は少ないですが、厳かな雰囲気で行われる神前式も教会式に劣ることなく、立派な結婚式となります。


日本の結婚式の流れ

日本で結婚式と言えば、披露宴と結婚式をセットで行い、入籍などは前後に独自に行うと言うのが一般的になります。
披露宴での平均的な時間は3時間~4時間程度で、司会の進行で様々な催し物などを披露、スピーチなどで会場を盛り上げます。
上司や友人など代表がスピーチを行い、新郎新婦の生い立ちや出会いなどをスライドショーなどで見ると言うのが、
一般的な日本の結婚披露宴ではないでしょう。

結婚式の場合、教会式では新婦の父にエスコートされてバージンロードを歩く新婦と、新婦の到着を待つ新郎と言うよく見る風景になります。
入籍に関しては、式の後に行うと言うのは一般的ですが、事前に入籍だけを済ませて、入籍後に式を挙げると言う方も比較的多いようです。

日本の伝統的な神前式の場合には、教会式とは違い、非常に厳かな雰囲気の中で執り行われます。
新郎と新婦が並んで座り、神主の祝詞を聞き、三々九度と言われるお酒を三回に分けて飲み干す儀式を行います。
神社仏閣と言う環境なのか、教会と違って和やかな雰囲気ではなく、非常にずっしりとした重厚感のある雰囲気の中で行われるのが
神前式の特徴と言えます。
その分、結婚と言う重みを感じることが出来ると言うのも神前式の利点かもしれません。


日本の結婚~法的側面について~

結婚と言うのは、男女が法に基づいて契りを結ぶ、一種の契約になります。
そのため、国の法律で結婚をすることが出来る年齢と言うのも定められています。

日本で結婚をする場合、男性であれば18歳、女性であれば16歳で、数えではなく、満での年齢になりますので、注意が必要です。
また、20未満は未成年者になりますので、結婚に際しては保護者の同意が必要となります。
20を超えている場合には、保護者の同意は必要ありませんが、日本の場合、未だ家と家の繋がりという価値観が多いため、
両親の同意を得てからの結婚と言うのが一般的になります。

昭和中期などにはお見合いでの結婚などが一般的で、両親の持ってきた縁談を受けると言うのが日本の結婚の風景でした。
昭和後期から恋愛の自由化が進み、恋愛結婚も増えてきましたが、お見合いと言う文化自体は未だに残っており、
時折、適齢期になった男女を心配して、両親などがお見合いの話をするというのは、よく聞く話です。

昨今の日本は欧米の文化が浸透し、日本独自の文化などが忘れられようとしていると言う意見もありますが、
結婚などに関して言えば、まだまだ日本独自の伝統を守った結婚式なども多く、これからもそうした伝統文化は守られていくはずです。


日本の結婚に関する価値観

日本の結婚は、世界を見ても非常に簡単なものだと言えるでしょう。
役所に書類を提出するだけで結婚も離婚も可能になります。
欧米で考えれば、結婚は非常に面倒なものと言う認識が多いようで、正式な結婚をせずに事実婚をしている男女も多くいます。

また、本人確認なども基本的には必要なく、時に成りすまして書類を偽造し、婚姻届を出すと言う事件を見ることがありますが、
これも日本の結婚手続きの簡素化が引き起こす問題かもしれません。
古くは日本の結婚と言うのは家と家の繋がりを意味し、個人同士のものではなく、家同士の付き合いを深めるために行われていました。
そのため、新郎新婦に個人の意思は関係なく、親の持ってきた縁談を受けて夫婦になると言うのが日本の結婚の風景となっていましたが、
西洋文化が入り、自由恋愛が増えたことで、そうした文化も陰りを見せ、
今では両親の持ってきた縁談を意思なく受ける方はほとんど見ることはありません。

昨今の日本の離婚率の高さを見ても、日本人の結婚に関する価値観が希薄になっているのではないかとも考えられます。
本人確認のない書類提出だけで簡単に結婚も離婚も出来てしまう日本の結婚は、世界にも類を見ない簡単な儀式だと言われています。


南スーダン共和国

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●南スーダンの結婚式について

南スーダンの結婚に対する考え方

南スーダンは北アフリカに位置する国家になります。
共和国制の国家となります。
世界には様々な結婚式がありますが、南スーダンの結婚式も独特な文化を持っています。

昨今の日本では、結婚は個人の繋がりという風潮が強くなっていますが、南スーダンの結婚は個人ではなく、
家と家、家族と家族の繋がりを深めるための儀式の一つになります。
かつて日本でも結婚は互いの家と家を結ぶものという認識でしたが、近代化が進められ、
社会全体の変化もあって、結婚は個人の関係を繋ぐものという認識に変わってきました。


結婚は家同士の繋がりという意識

南スーダンの結婚では、個人よりも家としての結婚になりますので、恋愛での結婚は非常に少なくなります。
南スーダンの国民は結婚をする場合、両親の決めて来た相手との結婚をするようになります。
日本で言うところのお見合いなどをイメージすると分かりやすいでしょう。
顔も知らない、どこの誰かも分からない相手との結婚に不安を感じない日本人はいないかもしれませんが、
南スーダンの場合、近親婚も比較的多くありますので、親戚の中から結婚の相手を選ぶと言うこともしばしばあるようです。


家も守るための近親婚

近親婚は日本でもかつて行われていたもので、さほど珍しいものではありません。
今でも、一部地方などでは近親婚が行われている場所もあるそうですから、
南スーダンの近親婚も日本の近親婚も家を守ると言う意味では同じものなのでしょう。

ただし、近親婚を続けると血が濃くなり、障害を持った子供が生まれる可能性もあると言われています。
日本で見れば、近親婚を続け、数代に一度は親戚筋以外の女性との結婚をし、
子供を作ることで近親婚での血の濃さを薄めると言う方法を取ることもあるようです。


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このページには、2013年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

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